5月2日から、ニューヨークでは核不拡散再検討世界会議が開かれます。米沢原水協の情野さんは山形県の派遣団団長として参加です。
米沢原水協で壮行会を開きました。情野さんから、核廃絶に向けた世界情勢と今度の世界会議の意義について講演していただきました。
情野さんは、毎年長崎、広島で行われる世界大会ですが、ここ数年は、海外の要人や各国大使館からの参加が増えてきていること、アメリカ国内でもキッシンジャーをはじめこれまでアメリカの核戦略を進めてきた政府要人も「核に頼る抑止力という考え方は効果がない」と公言するように、「核兵器なくせ」の世論が広がっていると紹介しました。
世界の核を取り巻く情勢は大きく変わりつつあります。
世界のこの情勢の変化をもたらしたのは、日本の核廃絶への国民的な運動です。
今年も平和行進が5月9日、北海道礼文島を出発しています。米沢入りは6月25日です。
戦後、朝鮮戦争が始まり、アメリカが核兵器を使用しようとした時、世界は立ち上がりました。ストックホルムアピールにつながり核兵器を使うことを許しませんでした。
ビキニの水爆実験の時も、国民的の怒りは国内外に広がり、全国どこでも、平和行進に多くの人々が参加しました。米沢市でも沿道の小中学校の生徒や市民が平和行進を激励したそうです。
情野さんは、草の根の運動こそが大事と述べていました。
最後に、みんなで折り鶴を折って、「核兵器廃絶で世界の平和を」の思いを一つにした「つどい」となりました。