10月1日、新図書館検討委員会の第一回会議が開かれました。いよいよ、長年の市民要望の図書館建設が始まることに、期待が高まります。思えば、「新しい図書館建設を」の課題は、私が議員になった20年前から議会では、取り上げる議員が何人かいました。それぞれが市民から「米沢の図書館は図書室だもの」と言った声を聞いてのことだったと思います。
私も、何度か議会で取り上げたものです。当時、図書館協議会や教育委員会でも「米沢市の図書館の今後のあり方」や「新図書館構想」など調査・検討したものがありました。にも関わらず、建設まで行かなかったのは、学校建設やコミセン建設が優先されてきたこともあったかと思います。何より、財源確保の見通しがたたないといったことも当局事情としてあったのでしょう。
平和通り商店街の再開発問題の中で、再び、図書館建設の話題もでできたものの、これまた財源問題が前に進めない課題としてあったと思います。今度は、「財源」は確保できることになりました。建設の日程が具体的なものになっただけに、検討委員会の役割は大きいものです。第一回の委員会を傍聴して、このメンバーなら、それに応えられるのではという感想を持ちました。
6月市議会で「中心市街地活性化に図書館はいらない」と主張した議員、9月議会でも「現在の図書館を改築すればよい」と言い張る議員、それも街中に図書館を建設する予算に彼らも賛成していてのことだ。それぞれお考えはあるのでしょう。
そういった議員のみなさんも含め、米沢市のあたらしい図書館のあり方を、議会でも論じていきたいと考えています。
山形新聞に、今年オープンした村山市の図書館の取り組みが出ていました。10月1日「読書シティむらやま宣言」をおこなった、というものです。
6月、この図書館の視察にうかがった時には、「立派な建物」と感じましたが、こういったソフト事業まで考えていたのかとは思いもしませんでした。
予定している建設規模と同じ規模の図書館を何カ所かソフト事業を中心に視察する必要がありそうです。