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2011年 04月 03日
30日、彫刻家佐藤忠良氏が亡くなった。98才。長女は、映画「若者たち」のオリエ役の佐藤オリエだ。
彼は、宮城県出身、仙台に記念館がある。仙台に行く機会があれば、記念館に足を運んできた。彼の彫刻作品を見るようになったのは、米沢出身の彫刻家桜井祐一の作品の取り扱いについて、議会で取り上げた時からだ。 桜井の方が年上だが、同時代を彫刻家として生きた佐藤忠良や船越保武ら日本を代表する現代の彫刻家たちが、桜井をどう見ていたのか、桜井の作品をどう評価していたのか、を知るために、ほうぼううかがった。忠良氏にも、なんとかお会いできないものかと考え、ダメもとと直接電話をかけた。仙台の記念館の講演の後、お会いしていただきたいと率直にそのわけを述べた。 講演会の後、わずかな時間だったが、桜井について話をうかがった。しかも、桜井作品を高く評価するメッセージまで準備し書いていただいていた。涙が出るほど感激した。 船越氏には、すでに病に倒れていたことから、お会いする機会を得られなかった。 それから、数年後に、住之江橋の掛け替え工事に、桜井彫刻を設置できないかと当時の都市計画課長に要望、まじめな課長で、いろいろと全国の事例を調査し、県とも掛け合っていただき、桜井の代表作の中から、4体を設置することとなった。 設置費が計上された市議会予算委員会。「中学校の近くに女の裸はふさわしくない」などと注文を付ける議員が何人かいた。 私は、黙って反論せずにいた。そして胸の内で、忠良氏のあの「桜井はたいした彫刻家だった」との言葉を思い返していた。 今では、米沢の風景を写真で切り取った写真展を開催すると、必ずと言っていいほど住之江橋の桜井作品が山並みを背景にした写真が展示されるようになっている。 若い彫刻家のたまご達も、桜井作品を見にわざわざ全国から来るようにもなった。 何年か前、忠良氏を撮った番組があった。すでに、90才近い年齢にもかかわらず、旺盛な制作活動に驚いた。健康の秘訣はと聞かれた彼は、これだよと言ってスプーンで食べていたのは「お手製のニンニク入りのヨーグルト」だよと紹介していた。 いつか、私も食べてみようかと考えながら、食べてはいない。一度食べてみたい。 そして、震災で被害があったのかどうかだが、また、仙台の記念館にも行って「母」、「群馬の人」「カンカン帽」をじっくりと見たい。
by ht466410
| 2011-04-03 11:12
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