今日、13日、2011年6月議会が開会した。30日まで。議場正面の右手に市旗、左手には「日の丸」が掲げられている。一昨年9月議会に掲げられた。三月議会終了後の議会運営委員会の席、当時一新会の鳥海議員が掲げるよう提案、その後、当時の、自公クラブ、一新会、創政会の三会派が賛成、共産党市議団が「多数決をとってやるべき事ではない」と再三、主張する中、多数で「ごり押し」した。
「国旗日の丸を議場に掲げることは、当たり前」などとも言っていた。
県内市町村議会では、「掲げている方が少数」である。
大阪府議会、橋本知事が率いる地域政党「大坂維新の会」が府議会で数をかりて、公立学校の教職員に「君が代」の斉唱時に起立を強制する条例を可決した。
99年の「国旗・国歌法」が国会で成立した時に国会審議で、「国民に義務づけ、強制はしない」と政府が繰り返していた。それもなんのそのだ。憲法違反である。
市議会議場への「国旗の掲揚」も同じだ。「日の丸」が侵略戦争の旗印となった事実は拭い得ない。市民の多種多様な意見や考えを代弁して議員が論じ合う議場に、「日の丸」を掲げることは決して「当たり前」のことなどはない。
米沢市議会史上の大きな「汚点」の一つだろう。