13日、改築された上郷小学校の竣工式に来賓で招かれた。4月の新学期には、すでに開校していたのでしたが、創立記念日の日に竣工式を重ねたのでした。その創立記念日は今年で120周年、明治24年に尋常小学校ができて以来の年月だ。
私の曾おじいさんのころだ。私も40年あまり前に旧校舎で学んだ一人だ。
式が始まって、校歌斉唱となった。卒業して以来、上郷小学校校歌を歌ったことはなかった。が、不思議なものだ。歌えるではないか。歌詞は、三分の一ぐらい、子どもたちの歌にあわせて、歌えた。歌いながら、なんとも不思議な、驚きだった。記憶の奥底に、普段は意識していなくとも、しまい込まれている記憶というのがあるのだと実感することになった。
12月2日は、地元の万世小学校の創立記念日だ。こちらは、創立110周年。母方の曾おじいさんが学んで以来だ。私は、万世に居を移して24年がたった。我が家の子どもたちは、万世小卒業だ。私も校歌は、ちゃんと覚え、歌えるようになった。
万世小では、10年前の創立百周年の時に、「あたらしい校歌を」という声が上がった。「時代にあった歌を」ということだったのだろう。結局、いろいろとあって、その声はしぼんでしまったが、上郷小と万世小の子どもたちが進級する第七中学校の校歌を歌う度に、
七中校歌のような「あたらしい校歌」があってもよいとの思いを強くしてしまう。
議員になって、老朽化した校舎の建て替えを、すでに勇退された地元議員のみなさんと、予算委員会などで代わる代わる「早期改築」や「ランチルーム」の設置など求めたこともあった。
40数年ぶりに歌えた校歌だったが、そんなことを思い出しながら式典でのあいさつを聞いていた。
式典を途中で失礼して、山形市に向かった。 第一回、山形赤旗まつりが開催されているからだ。
記念講演では、前参議院の小池あきら党政策委員長が、原発問題やTPPなどを中心に政治を語った。これからの日本の進路を問う大きな二つの課題に各党がどう対峙しているかがよく分かる講演だった。地方政治の舞台でもこの二つの課題を真剣に問う必要があると改めて考えさせられた。