議会民生常任委員会の視察一日目は、北九州市の「痴呆症対策」について。
北九州市と言えば、数年前の生活保護で申請を拒む(水際作戦)で、母子が餓死するという事件があったと記憶しています。
北九州市方式として、きびしく批判されていたと思います。
「痴呆症対策」ではどうか。数年前に、徘徊痴呆老人が、結局行方が分からなくなったことを契機に、対策を取り始めたとのこと。
予防に医師会の協力を仰ぎ、「物忘れ外来」を市内のかかりつけ医師でも精神科に限定せず、開設しているとのこと。
「ものわすれ外来」を精神科以外の医院で実施することで、市民が相談する際に「敷居が低くなって」いる、とのこと。
実は、米沢市でも、実施しているが、かかりつけ医院で「物忘れ外来」を開設していることをどれだけの市民が知っているかとなると、首を傾げてしまうほど、認知されていないのでは。
「認知症」は避け難い病気。それだけに、その対応は行政も考えなければならない課題。
この分野の調査に共産党市議団としても、強めて行く必要があると強く感じた視察でした。
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