昨日から二泊三日の日程で、民生常任委員会の視察です。
一日目は、滋賀県米原市です。高齢化率は、26.65%。
米原市は、25年、26年度と「地域お茶の間創造事業」を実施しています。
高齢者の「居場所づくり」です。お元気な高齢者が、ひとり暮らしの高齢者を地域で支える、支える方も支えられる方も高齢者のみなさんです。
「場所」は、地域自治会館(米沢市の町内公民館)、集会場、空き家などを活用しています。
運営費、改修費などに補助金60万円。昨年度から始まった事業ですが、応募する団体が予想を超えて13団体となりました。
活動内容は、13団体それぞれ違って、趣味の会、お弁当の配食、除雪援助、病院の通院補助などなど、多彩です。
活動を支えるのは、市の担当課と社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー(CSW)。社会福祉協議会と一体で事業展開しています。
25、26年度の2カ年の予定で始まった事業でしたが、「地域の支え合い体制」としてモデル事業から、全市内に拡大するとのこと。
来年度から、介護保険制度が大きく変わり、要支援1、2の高齢者の介護は市町村で実施せざるを得なくなりますが、その「受け皿」にとの考えもあるようです。
介護保険が始まって以降、介護事業を展開するのは、介護保険指定事業者で、介護サービスは有料、サービスも限られています。
「地域の高齢者を地域での支え方」をどうするか、という点で介護保険との関係も含めて考えてみたい。
今日、二日目の視察は、香川県善通寺市の「5歳児健診」と坂出市の「病院建て替え事業」となります。