議会民生常任委員会視察1日目は、静岡県藤枝市。
「健康・予防日本一」の取り組み、について。藤枝市の重点戦略は「暮らしの基本」4つのK。
健康・教育・環境・危機管理の4つのK。
特定健診受診率、がん健診受診率など健診率は全国、県を引き離して高い。
聞けば、かれこれ30年間の取り組みがあった。「自治会組織を基盤に30年間で延べ2万人の保健委員」の取り組み。各町内会の役員に「保健委員」をお願いしている。この保健委員が中学校区単位で12の支部を組織。この「住民代表1000人」が各町内支部ごとに講座を企画し、住民の健康意識の醸成を促すこととなっている。
市の保健師もこの12の支部に対応し、地区担当制をとり、支部の活動をコーディネイトしている。
こうした地道だけれど、着実に住民に健康意識を広げ醸成してきた結果が今日の藤枝市の高い受診率率につながっていると感じました。
静岡県内でも「保健委員」の制度を実施しているところはあっても、1000人規模で実施している自治体はない、とのこと。
米沢市では、ようやく保健師の地区担当制を取り入れましたが、住民組織までにはいたっていません。
今後の大きな参考例と感じました。