西松建設の違法献金疑惑に自民党も民主党も、疑惑解明どころか「居直り」が続いています。西松は、公共事業を受注している企業。本質は国民の税金を使ったワイロ。
自民党も民主党も、十数年前「金丸事件」に国民の批判を浴びると、
企業献金はやめます、その代わり「政党助成金」、それに金のかからない「小選挙区制度」が必要だ
といって二つのニセ「政治改革」をやってのけました。
しかし、企業献金もそのまま受け取りつづけ、政党助成金も年間約300億円を受け取る。まさに二重取り。小選挙区制で得票数以上の議席を獲得する。
これが、彼らの「政治改革」の中身です。
さて、私が「西松建設」の名を初めて知ったのは、91年秋の市長選挙です。候補者はどちらも「高橋」の一騎打ち。
オンボロプレハブ事務所で、私が事務所番をしていると、訪ねてきたスーツ姿の二人組。
立派な「のし袋」をやおら差し出してきました。
表に「西松建設」、裏書き「十万円也」。
千円単位の支持者からのカンパの選挙には、大金です。しばし驚く私の顔をみていたスーツ姿。
しばらくして、共産党のポスターを見て、「献金先の間違い」に気づいたのか、あわてて「のし袋」を奪い返すようにして事務所を出ていきました。
今度は、間違いなくもう一方の「高橋事務所」に駆け込んだのでしょう。
「西松建設」は、東北地方の公共事業を小沢事務所を通じて受注していたと言われています。
当時、市議になりたての私は、東京の「西松建設」がなぜ米沢市長選挙に「お金」をと思ったものでした。「笹かま」の鹿島、西松などが暗躍していたのでしょうか。